自室のバルコニーでおにぎりの朝食、すばらしい眺めがご馳走。青い海と波の音、絶えないさわやかな風の中でのんびりしていると、こぼした米粒に小鳥がよってくる。19階から見える隣のホテルのベランダでのんびりしている人たちを見ながらリゾートとはこういうものかと思いつつ午前を過ごす。
昼過ぎ、式服にきがえて1階ロビーで参列する親族たちと待機するうち、ウエディングドレスの眩しいような新婦の亜紀さんと白スーツの昭彦が現れ、ゆっくり撮影する間もなく待機していた長い白色のリムジンタクシーに同乗して式場のチャーチへ出発する。ホテルの古風で大きな玄関や植え込みによく似合う映画のようなシーンであった。
教会で参列する友人たち6、7名とともに式の打ち合わせをしたり会場風景のスナップ撮影をしながら、この教会はホノルルでは最も古いもので教区の人々が持ち寄った火山の石で作ったという歴史をトンガ出身の牧師から聞く。
結婚式はバージンロードを入ってくる二人を参列者が教壇へと見送り、牧師の言葉、二人の誓約、指輪の交換と型どおりに進み、聖歌の独唱がよく似合う。庭での撮影が行われた後、玄関に参列者が並んで花びらを投げかけて二人を見送る。スタイルのよい二人は雰囲気に合って本当にきれいだった。
再びリムジンで二人と同行、ダイヤモンドヘッドの見える海岸でのプロの撮影に付き合ってホテルに帰る。
披露宴はホテルの向かいのハイヤットリージェンシーホテルの中華料理店で、当方は和彦一家とともに6名、今井家は母、弟さんの3名、友人7名により開催され、我々は急遽買い込んだアロハシャツとムウムウで出席する。 少人数による、うちうちの友好的で実質的な宴でよかった。
第2日目 結婚式、披露宴